企業を運営するためには、ヒトやモノ、そしてカネといった様々な資源を活用する必要があります。これらの資源をどのように活用するのかが業績アップに大きくつながるため、資源の効率的な運用は非常に大きな課題といえるでしょう。資源を効率的に運用するためには、それぞれのデータを集め、一元化することが必要となります。そのシステムがERPシステムです。EPRシステムは様々な種類があり、費用を掛けずに導入したいという人のために、無料のオープンソースも複数存在しています。代表的なものとしては、ADempiereをあげることができるでしょう。Dempiereは、2006年に開発されたシステムで、当初は話題を集めましたが、徐々にユーザーが減り、iDempiereの人気が高くなっている状態です。

また、Apache OFBizも無料で使用できるERPシステムのひとつです。多種多様なオープンソースを開発している会社が手掛けています。開発言語がjavaなので、社内でのカスタマイズも比較的容易に行うことができるという点が特徴です。このほか、CompiereやERPNextも無料のオープンソースとしては知られている存在といえるでしょう。開発言語やコミュニティの活発さなどによって選ぶと安心して使用できます。オープンソースを活用することは、わざわざERPシステムにライセンスの取得費用を掛けずに導入するという点で良いです。しかし、導入費用は無料でも、その後の運用に費用が掛かる可能性はあるので、完全に無料というわけではありません。

そして、オープンなのでセキュリティ対策もしなければならないでしょう。無料というメリットとそのほかのデメリットを比べながら導入することが必要です。ちなみに、こちらのサイトにERPについて詳しくまとめられていたので、併せてチェックしてみることをおすすめします。